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| 巻 頭 言 |
「中高年と女性のための山の遠足」という言葉を思いついたのは、ずい分昔のこと になる。いまでこそ当たり前の言葉だが、当時としては斬新な言葉としてアッピー
ルしたように思う。『山と渓谷』誌の登山教室募集のページに載せたとところ、テ レビ東京の「レディースフォー」のプロデューサーから電話がかかってきた。
かくて山の遠足隊が白山に登る番組ができた。バッテリーが重いのでぼくたちが 持ってあげたのに、初日にがんばりすぎたカメラマン氏は2日目の下りでヒザが笑
ってしまった。それもなつかしい思い出だ。
遠足倶楽部は1983年11月、サンシャインシティー文化センターで開講された 山歩き教室に端を発している。今年で23年目になる。サンシャインシティー文化セ
ンターは東京新聞が経営している。東京新聞は登山情報誌『岳人』を発行している 。岳人誌にぼくは山の紀行やエッセーをよく書いていたので、山歩き教室の講師を
依頼されたのだった。
それまでのぼくは、岩登りや沢登りや雪山登山の世界にいた。1981年ネパー ルから帰国したぼくは、無名山塾を立ち上げて、「ロッククライミングと友だちに
なる会」「沢登りと友だちになる会」「雪山と友だちになる会」などのプログラム を作って後進指導の場とした。この無名山塾の傘下に遠足倶楽部が新たに入ること
になったのだ。おかげ様で23年、岩崎はここに居場所ができたのだ。
国内はもとより、海外にも数多くでかけた。楽しいばかりで、それが大変だと思 ったことはなかったのに、昨今、8時間〜10時間も飛行機に乗ると、疲労を感じる
ようになってしまった。ヤバイ、トシだ!
と、ここまでは前書きである。そういう理由で、若いうちに(六十歳前半)海外の 山を稼いでおこうと思いたった。遠足倶楽部の岩崎のやることだから名付けて「地
球を遠足」。
直近の遠足は、カナディアンロッキーへのスノーシューハイキングである。犬ゾ リ体験ができるというので、それも楽しみにしている。添乗員なしでカルガリーま
で行かなくてはいけないので、久しぶりに(昔は自分がツアーリーダーで海外の山に よく出かけていた)緊張感を味あっている。
次は7月にスロベニアのユリアン・アルプス、花がきれいだという。希望者はト リグラウという岩峰に登ることもできる。 9月はアラスカだ。ノースフェイスロッジというステキなホテルがすでに予約済
み。紅葉もすばらしく、運がよければオーロラをみられるとか。
シナイ山、ウィルヘルム、アバチャ山、マウナケア、マウナロアにも登ってみた い。そうそう、来年1月下旬はキリマンジャロを計画している。ぼくにとっては3
回目、登ってみたいとおもっている人、岩崎と一緒にキリマンジャロとサファリを 楽しみましょう。のんびりゆっくり「山の遠足」だ。 |
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