今年の歩き初めは1月3日の九鬼山である。大月駅集合、駅の南側すぐ頭の上に位置している菊花山から馬立山を経て九鬼山に登ろうという計画であった。
この辺りが好きで足繁く通った時期があるのだが、この数年ごぶさたしていた。改札口を背にして直進すると、以前になかったバイパスが開通していて、戸惑った。菊花山の山脚に沿って右に進めば登山口となる無邊寺をみつけることができてホッ。準備体操をやって身体をほぐし、歩き始める。
ぼくは菊花山を『新ハイキング』誌の10年位前の号で発見したのだけれど、当時と比べると歩く人が増えたのか、道もよく踏まれ、道標も明快に設置されていた。
駅から菊花山頂上までは1時間足らず、高さも643mという小さな山であるが、足下に大月の街を見下ろして高度感があり「お山のてっぺん」を実感させてくれるうれしいピークである。なんの予定も入れてなかった日曜日、目を覚ましたらすばらしい快晴で、なにがなんでも山に行きたいと思ったときなんかに、出かけてみたらいいオススメの一山である。
菊花山から東に下り、コースは南に曲がるのだが、その分岐を目印があったのに全員見過ごし直進、すぐに道が違っていることに気が付いて引き返す。テープも巻いてあり小なりといえ標識までくっついているのに、なんで気が付かなかったのだろう。
猿橋方面の神楽山と馬立山とを結ぶ尾根上に出れば馬立山はひとがんばり。頂上直下の岩場は東側を巻くようになっているが、雪が降ったら悪いトラバースになりそうだ。
馬立山から九鬼山にむかってひと下りした鞍部で昼食休憩。小さなアップダウンが多く、思った以上に長丁場なので、休憩は20分間として、早々に歩き始める。九鬼山への登りもザレ場のトラバースがあって悪い。九鬼山の頂上に立ったときは、よく歩いたと皆さん大満足。崩れる予報だったのに天気は持ちこたえてくれたが、禾生駅に着く手前辺りよりポツリポツリときた。
駅前で解散。竜ケ岳組は河口湖にむかう。雪混じりの雨で天気が心配だったが、朝4時15分に出発するので、早々にベットにもぐり込む。
4日、雲はあったが、まずまずの天気。登山口よりヘッドランプの灯りで出発。5時10分発。山頂に7時20分着すっかり夜は明けて明るくなっているが、太陽は富士山のむこう側だ。雲が出たり消えたりして、我々を一喜一憂させる。
7時40分、ちょっと雲がじゃましているよな、と思う。キラリと光る、雲と頂上の間にダイヤモンドの輝きがみえた。最高級のダイヤモンドというわけにはいかなかったが、それなりの輝きをみせてもらえて寒い中、待った甲斐はあった。
天気は刻一刻とよくなって雲ひとつない青空になった。そんな青空の下、南アルプス連山がルビーのような輝きをみせてくれていた。
(平成19年1月15日 山の遠足連絡帳 第169号 掲載)
|