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巻 頭 言


トシのせいでしょうか?

 山を歩いていて、きれいな花が目に入るとうれしくなる。感激する、ホッとする、これってトシのせいでしょうか。

 3月26日~4月2日、ブータンでハイキングを楽しんできました。季節柄、シャクナゲはマークしていたのだが、空港のあるパロの街も首都ティンプーも、いくつか巡った村々も、桜がきれいに咲いている、桃もきれいに咲いている。マイクロバスの車窓から目に飛び込んでくる花々に歓声を上げたのであった。

 街を出ると、路傍の草原にはサクラ草が満開なのである。これは予期せぬ出来事だったので一同感動。バスを停めてもらい、外に出てカメラを近づけてシャッターを押した。

 プナカへとドチュ峠を越える手前辺りより、真紅のシャクナゲ登場。チベット仏教の祈りの小旗とのコラボレーションが、それぞれの魅力を倍加している。

 13日の日曜日は、秩父ミューズパークで開催される新ハイキングクラブの会員集中登山に呼ばれていた。集会の開会は13時ということだったので、熊谷在住の中島会員に車を出してもらい、昨年12月に登り損なった釜ノ沢五峰を歩いてきた。

 長若山荘前に車を停め、ご主人にごあいさつ。登山コースに一歩入ると、盛りは過ぎていたが、カタクリの花が出迎えてくれた。12月のリベンジであり、行きがけの駄賃の山でもあったので、花のことなど頭になかったので、すっごくトクした気分になった。

 雰囲気のある山道歩きを楽しんでいると一峰、木々の間にピンク色の花が咲いている、アカヤシオだ。あれ、白っぽい花も咲いているなと思ったら、ヒカゲツツジではないか。三峰の下りにかかると、足下にイワウチワの群落がある。

 前回は磐若山に登り、下ったところでミゾレになったので、釜ノ沢五峰を中止して帰ったのであった。磐若山の下りは足元がズルズルと不安定なので、山の遠足メニューに取り上げられる山じゃないなと評価したのであるが、釜ノ沢五峰の方は岩場もよく整備されていて安定しているので、メニューにしてもいいなと思った。兎岩はとにかく面白い。で、メニューにするなら、来年のこの花の季節かなと思ったのである。

 ちょっと前までは、月度確定表を考えるのに、花は重要なポイントとして入っていなかったが、最近はけっこう花に左右されている。6月、大津講師担当の礼文・利尻はアツモリ草を念頭にして、例年より実施を一週間早くしてある。来月のDMに入るが8月確定表には、レンゲショウマ咲く三ツ峠の北側からのコース、キツネノカミソリで新潟の角田山なんて考えている。

 そうそう5月3日の長野県明科の京ケ倉はヒカゲツヅジの群落があるんだとか。なあんて、花をベースにプランを考えるようになったなんて、「トシのせいでしょうか」と自問自答している昨今である。


                        (平成20年4月20日 山の遠足連絡帳 第184号 掲載)