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ゼミ・レポート


  春の雪上訓練                                           記: 大津 洋介

高崎までの車窓には、桜が満開、春本番、朝早く起きて眠い目をこすりながら楽しんだ。さすが暖冬、土合周辺には全く雪のない状態。湯桧曽川右岸での訓練予定を天神平に変えざるを得ない。ロープーウエイ下の田代沢にもほとんど雪がないが、さすが天神平まで登ると銀世界だった。オキの耳もトマの耳も真っ白に輝いていた。

 ゲレンデの柵沿いに登ってスキー場上部で雪上訓練を開始した。はじめはキックステップでの登りの練習。雪はザラメ、スパッツがすぐに濡れてくる。次は定番の滑落停止、これが結構スピードがつく。確実な体勢でピックを雪面に打ち込まないとなかなか停止しない。

 尾根上で昼食、谷川岳には時々雲がかかっているが、天気が良くて、白毛門、笠ヶ岳、朝日岳、上州武尊を眺めながらゆっくり休憩し、アイゼンを履く。

 休憩後、斜面でのアイゼン歩行の登下降のトレーニングを開始。斜面上の方向転換の足の運び、フラットフッキングなどを何度も練習する。二点確保も忘れてはならない。とにかく、何回も練習あるのみ、頭で考えるより、体で覚えれば本番の時に失敗しないのです。

 ここで、再度、アイゼンを履いての滑落停止の開始。しっかり足を上げて、ピックを打ち込む練習をする。

 最後は、急斜面を降りるトレーニング、横になり、ピッケルを打ち込み、確実な2点確保で急斜面を降りる。明日の白毛門に行く人は必要な技術である。

 一応のトレーニングはこれで終了。ロープーウエイ乗り口で帰京グループと別れる。帰京グループは、水上駅前の久保田で蕎麦とビールかな。白毛門チームは土合山の家で、風呂に入って、ビールで乾杯。雪上トレーニングの1日は終わった。