天候も良く、雪不足といわれていたこの冬でしたが、4月下旬の唐松には例年通りの積雪量だという。
パーティーは総勢10名。
「ピッケル・アイゼンと友だちになる会」なので、ここ北アルプス・唐松岳はまさに練習の場には最適だった。
登り始めて1回目の休憩で、少し風があったけれど、空は相変わらず穏やかで、照りつける太陽が気持ちよくもあった。順調に第2・第3ケルンと通過する。いくつかのやや急登な丘を越える際、アイゼンの足の踏み込み方を講師に指導してもらいながら、ゆっくり歩きで登る。急登な坂を何度か繰り返しているうちに、足のかかとが少し擦れたようになり痛む。何人かが同じ症状だと訴える。 すると、講師から「歩き方が悪いからです!」と一喝。十分に足を逆ハの字に開いて歩くことで解消されるという。
順調に山頂小屋に向けて歩いていたのだが、丸山に近付くにつれ、風が強くなってくる。最初は、稜線を歩くのだからこんな物だと思っていたら、益々風は強くなる一方で、突風に煽られ、耐風姿勢をとる回数も増えてくる。風に押され、転倒する方もいて、丸山を目前にして引き戻すこととなった。
八方池山荘へ夕方4時半頃着き、急な頼みではあったが、空きがあるということで、この日は八方池山荘にて宿する。
「明日はどうするの〜?」と気になるところだが、明日も同じ天気だったらどうせ頂上を踏めないしな〜、また同じ所を登るのは疲れるな〜等、思い思いの心境・・・。
結果は、再度チャレンジ! |
2日目の朝7時出発。昨日見た夢で、同じルートを行かなくても新しいルートを発見したから今日はここを歩こう!と気分も新たになったのだけど、夢は夢で、新しいルートなどあるはずがない。
天候は、無風快晴のとても暖かい日となった。暑くて長袖など着ていられないほどだ。雪が昨日の風で吹き荒れ、硬くなっていたが、アイゼンをしっかりきかせて、とても順調な足取りで山頂を目指す。しかし、歩き方が悪く、靴ずれが痛むのが気になる。
唐松山荘麓のガレ場では、少し緊張したが、2羽の白い雷鳥にもお目にかかる事ができ、無事唐松山荘へ到着。少し休憩した後、荷物を軽くして山頂を目指す。 |
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頂上では、若干寒さを感じるが、天気も良くしばらくの間、頂上での一望を堪能する。眺めも素晴らしく良く、遠くに槍ヶ岳も見えた。
唐松山荘で、お昼休憩をし、後は下るのみ。 とても面白い程に、下りの足の速いといったら速いこと。登る時は、ゴールはまだかまだかと思うのに、下りは速いもので、2時間で八方池山荘へ到着。
また同じルートを登り直すのと、前日の疲れもありながらも、快晴の中、無事山頂を踏む事ができた。1日目の強風体験は、結果、良い経験ともなった。今後あれ程の強風でない限りは、少しは落ち着いて対処できる心構えはできたのではないかと思う。とは言っても、吹かない事にこしたことはないかな・・・。
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